マスフローメータ

様々な工業分野や適用用途において、プロセスの最適化、品質管理、効率化のために流体流速の正確な測定が必要不可欠です。マスフローメータ（質量流量計）はガスや液体の質量流量を測定する際に正確で信頼できるソリューションです。差圧に依存する測定やその他の間接的な測定方法とは異なり、質量流量計は流体の質量を高精度に直接測定し、温度・圧力・流体の組成の変動の影響を受けません。

マスフローメータの種類

1. サーマルマスフローメータ：これらの流量計は質量流量測定のために液体やガスの比熱を利用しています。 ブロンコスト（Bronkhorst）は各種センサー技術を採用した多数のサーマルマスフローメータを製造・販売しております：

• 清浄・乾燥ガス向けのバイパスセンサ（EL-FLOW SelectシリーズやIN-FLOWシリーズなど）
• 堅牢性が求められる用途向けや湿気や微粒子の影響を受けにくいConstant Temperature Anemometry（定温度型熱線風速計）原理（ガス用のMASS-STREAMシリーズやMASS-VIEWシリーズなど）。CTA原理は液体用製品にも採用されております（LIQUI-FLOWシリーズなど）。
• MEMSチップベースのセンサ（FLEXI-FLOWシリーズやIQ+FLOWシリーズ）。高速応答で機器は小型・小フットプリントとなり、設置スペースが限られる用途に最適。

2. コリオリ式マスフローメータ：これらのマスフローメータ（mini CORI-FLOWシリーズ）はコリオリ原理に基づき、慣性質量と流体の質量流量を直接的に結び付けます。これらの機器は高精度、高速応答で流体依存性がなく、それ故に性質が変動する流体や未知の組成の流体の質量流量を換算（コンバージョン）なしで測定できます。
 

要約すると、マスフローメータ（質量流量計）は、産業および科学用途で流体の流れを正確に測定する上で重要な役割を果たします。マスフローメータは、質量流量を直接測定する能力と高精度、再現性、およびさまざまな流体への適合性により、プロセスを最適化し、効率的な運転・運用を実現するための、信頼性が高く正確なソリューションを提供します。ブロンコスト製品とそのお客様のアプリケーション例は、マスフローメータの実用性と利点を強く示しています。