Bronkhorst

液体向け超音波流量測定原理

ブロンコスト(Bronkhorst)のES-FLOW™超音波技術

ブロンコスト(Bronkhorst®)の液体用超音波流量計ES-FLOW™は阻害物やデッドスペースがない細いストレートチューブ内を伝搬する超音波を流量測定に用います。センサーチューブの外側に複数のトランスデューサディスクが配置され、放射状の振動により超音波を発生させます。

全てのトランスデューサは超音波を発信および受信するため、全ての上流方向および下流方向の超音波の組が記録され処理されます。記録された超音波の間隔(ナノ秒オーダー)を正確に測定することにより、流速と音速が計算されます。これらのパラメータと正確なチューブの断面積よりES-FLOW™ES-FLOW™は2~1500 ml/minのレンジの液体流量を測定できます。

この測定原理によると実際の音速と流体の流速が測定可能であり、流体依存性がないために流体毎の校正が不要です。

超音波流量計/調節計を探す
超音波を用いる超音波センサの動作原理

他の(既存の)超音波流量測定原理

(出展:Wikipedia(英語版)。これらの技術はブロンコストのES-FLOWに採用されている技術とは全く異なり、比較は出来ません)

伝搬時間差方式

この原理を採用した超音波流量計は流れる流体の中を伝搬する超音波パルスの伝搬時間差を測定します。この時間差は超音波の伝搬軸に沿った流体の平均速度と相関します。絶対伝搬時間から平均的な流速と音速が計算できます。この測定原理は口径が大きい流量計にのみ適用可能で、その流量域はブロンコストの製品群より大きいものとなります。

伝搬時間差方式

ドップラー(効果)式

もう一つの超音波流量測定方法も小流量の測定には用いられません。超音波を反射する物体(流体中の粒子状の固体、気泡、流体が清浄な場合には流体中の渦)により反射された超音波のドップラーシフトを用います。

ドップラー(効果)式

ブロンコストの液体用超音波(体積)流量計/調節計


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